スポーツクラブ
地元のスポーツクラブに30年以上通っている。
特に運動不足を自覚していたわけではなかったが、何か新しい刺激が欲しくて
会員だった知り合いに紹介してもらい入会したのである。
まだ一般には認知度が低く、入口の壁面には
「スポーツクラブには、まだ誤解と偏見があるようだが……」
といった文言の張り紙が貼ってあったことを憶えている。
会員もそれほど多くはいなかったように思う。
だが、私は電車で30分あまりかけて通うことが苦にはならなかった。
当時はまだ店舗が最寄り駅付近にはないことも当たり前という認識であった。
その後、健康ブームもあり、スポーツクラブの数も一気に増え出した。
今や、自宅から徒歩圏内に3店舗ある。
健康は金を出して買うものという時代になった。
現在のクラブに移って、もう10年になる。
週に1回の定休日以外は、なるべく行くようにしている。
というか日常のルーティーンとなって、毎日夕方になるといそいそと足を運んでいる。
自力整体コースが週2回、後の日はランニングやウォーキングのマシーンを30分程度こなす。
締めにサウナと水風呂に入り、さっぱりして終了である。
そのため自宅の浴槽で入浴することは、ほとんどなくなった。
お蔭でガス代が少し浮いているのも、メリットかもしれない。
爾来ほとんど病気知らず医者知らずの人生を送っている。
今となっては、教えてくれた知人に感謝である。
丸の内の性感エステで汗を流すのもいいけど、スポーツクラブでの運動もまたいいものだ。
今池の某回春エステのコンパニオンも、休日には体調管理とストレス解消を兼ねて、お店近くの公園を走っているそうだ。