人とのふれあい
もう10年近く、週に1回、作製した原稿記事をメールで受け渡ししている女性がいる。
もちろん何度か顔を合わせたこともあるが、ほとんど仕事以外のことは話をしたことはなかった。
私にとって、ある意味空気のような存在でしかなかった。
そんな彼女から今朝早く、自宅に初めて電話がかかってきた。
昨日送った記事に生じた疑問点の確認であった。
「朝っぱらから、細かいことでいちいち電話なんかかけてくるなよ」
とは、不思議と思わなかった。
むしろ意外だった。
彼女の仕事に対する真面目さを逆に思い知った。
40代半ばの彼女は学生時代の先輩と結婚していたが、性格的不一致で離婚し、現在の仕事に就いたそうである。
数年前、縁があって再婚し、子供も生まれたと聞いている。
久しぶりに直接話した彼女は、以前の杓子定規な口調とはうって変って、明るく好感の持てる対応だった。
私もかなり思い込みの激しい人間なので、きっと人に不快な思いを何度もさせていたに違いない。
特に仕事先とは何度もやり合った経験がある。
これからは、私も他人に対してできる限り寛容に接しようと改めて思った。
電話は顔が見えないけれど、相手にはその真意は伝わっていると聞いたことがある。
そんなわけで、今日は朝から気分よくパソコンに向かっている。
これからは、もっといい記事を書いて送れそうだ。
以前同じように前向きな思いにさせてくれた、名古屋のメンズエステ嬢のことをふと思い出した。
彼女も元気で暮らしているだろうか。
三重の性感エステの店に移ったと聞いたが。
人生には年下の女性から教えられることもあるのだ。