デヴィッド・ボウイー
イギリスのロックシンガーのデヴイッド・ボウイーが年明けに69歳で亡くなった。
1970年代から、海外のヒットチャートにはまりまくっていた私は、毎週ラジオで放送されるアメリカのビルボードという専門誌が発表していたランキングに熱中していた。
当時流行っていたスペース・オディティやスターマンといった彼の残した名曲は、今でも本当に懐かしい。
週に2回ほど買い物に行く近所のスーパーマーケットでは、ボウイーの死去を悼んでか偶然なのかはわからないが、このスターマンが最近良く流れている。
ここのスーパーにもボウイーのファンがいるのだろうか。
ボウイーと言えば、中性的な容姿とファッションで、昔から日本にも熱狂的なファンが数多くいた。
確か73年の来日公演が、東京の日本武道館で催されたのだが、「前の方のいい席で見てきた」と、翌日学校で自慢していた男がクラスにいた。
もう一つ私の記憶に何故か残っているのが、平成に入ってからのある年の大晦日のNHK紅白歌合戦。
詳しいことはよく覚えていないが、宮沢りえがボウイーのヒット曲フェイム(75年9月20日付で自身初の全米ナンバーワンを記録したナンバー)を、ゲームというタイトルで歌ったこと。
りえちゃんがなぜボウイーの曲を紅白で歌ったのか、さっぱり訳が分からなかったことは憶えている。
しかも入浴シーンで。
ちなみにボウイーは47年1月8日生まれ。エルヴイス・プレスリーと12年違いの同じ誕生日である。
おそらく今の若い女性たちはボウイーもエルヴイスも知らないだろうと、性感や回春エステ店に行ってもこの手の話題は意図的に避けていたが、名古屋のエステ嬢には昔の音楽のファンが結構いる感じがしている。
名曲は時代を超えて、今につながっているのだ。
そういえば、ボウイーは北野たけしと映画「戦場のメリークリスマス」で共演していたことがあった。
機会があれば、ぜひビデオ店でレンタルして見てほしい。
私もボウイーの姿をもう一回DVDで見たくなった。